初めてキャンプに赤ちゃん連れでいくとき、赤ちゃんが快適に過ごせるような便利グッズがあれば安心です。おすすめできる、赤ちゃんがキャンプ場で快適に過ごすための便利グッズについて、わが家もいろいろ試してきたのでお伝えします。
気温ごとにどのような寒さ・暑さ対策が必要なのかがわからない
キャンプ中は自宅とは違い屋外に宿泊するので、赤ちゃんの体温調整がうまくできず体調をくずしてしまうこともあります。便利グッズや服装に気をつけることで赤ちゃんとの安心安全なキャンプをしたいと思いませんか。
この記事ではキャンプ歴5年目わが家の、生後6ヶ月の赤ちゃん連れでキャンプデビューをした際にキャンプで役に立った便利グッズ10個を紹介していきます。
この記事がこれから初めて赤ちゃんを連れてキャンプに行く方のお手伝いになればうれしく思います。
赤ちゃん連れキャンプのおすすめ便利グッズ10選!
キャンプ場での赤ちゃんとの過ごし方は家での過ごし方とは大きく変わってきます。そんな時に助けてくれる便利グッズがあると心に余裕ができて、初めて行くキャンプでも赤ちゃんが楽しめるのではないでしょうか。
わが家の子供達が生後6ヶ月でキャンプデビューをした時に助かったものや、持っていけば良かったなと思ったグッズがいくつかあるので、気温や天気ごとに必要な便利グッズを紹介していきますね。
日差しや紫外線対策
暖かくなってきた4月・5月や、まだ日差しが強い9月頃にキャンプに行く場合の赤ちゃんの便利グッズです。
キャンプ中は外で過ごす時間も多いので、日差しや紫外線対策のグッズはキャンプ場に持っていくと良いですよ。
- 帽子
- 日焼け止め
- 冷却スプレー
帽子:4月・5月・9月頃は日差しが強いので、おんぶや抱っこをしてテント外で作業している間は赤ちゃん用の帽子をかぶせてあげましょう。わが家の子供たちは帽子が嫌いで、かぶせるとずっと泣かれてた経験があります。「似合うね」とたくさん褒めて帽子をかぶってもらうようにしていました。
日焼け止め:徐々に日差しが強くなってくる4月・5月・9月頃は赤ちゃんに日焼け止めを塗ってあげましょう。キャンプが終わり帰宅すると赤ちゃんが半袖やけしていたことがありました。テント外にいる時間が少ないからと思っていても、風通しのためにテントを開けた隙間から日焼けしてしまうこともあります。
冷却スプレー:熱くなってしまったチャイルドシートや抱っこ紐に冷却スプレーをかけることで冷まし、赤ちゃんの体温が上がるのを防げます。キャンプ中に買い出しにいく時に車に乗ろうとチャイルドシートを触ると金具が熱かったことがありました。子供の肌に当たる部分はよく冷やしてあげてください。
気温が高い時にあると便利なもの
赤ちゃんと気温が高い時に行くキャンプで、あると便利なグッズは以下の2点になります。
- ハンディ扇風機・小型サーキュレーター
- 虫よけグッズ
ハンディ扇風機・小型サーキュレーター:赤ちゃんは体温が高く、抱っこ紐をしていると親と赤ちゃんでお互いに汗をかきます。熱がこもりやすい背中や首元などに風を当て、すこしでも涼しくしてあげるためにハンディ扇風機は必要です。他にもお昼寝中に寝汗をかいてしまうことがあるので、自立するハンディ扇風機や小型サーキュレーターがあるとさらに便利です。
虫よけグッズ:自然が豊かなキャンプ場では9月でもまだ蚊が飛んでいます。赤ちゃんが虫に刺されないように虫よけスプレーやぶら下げる虫よけ用品があると安心です。
気温が低い時にあると便利なもの
- 電気毛布
- 電気湯たんぽ
- スリーパー(赤ちゃん用寝具)
- ブランケット(ひざ掛け)
- 圧縮袋
電気毛布:電気毛布は電源サイトでなくてもポータブル電源で使用したり、USBタイプの電気毛布をモバイルバッテリーで使うこともできます。キャンプ中子どもに体調を崩してほしくないので、赤ちゃんがいる秋冬のキャンプは寒さ対策の電気毛布があるととても安心です。
11月のキャンプは夕方以降に一気に寒くなるので電気毛布があれば暖を取れますし、寝る前にふとんにかけて寝具を温める使い方もできますよ。わが家も11月にキャンプに行く時は使用しますが、1つしかないので子どもに電気毛布を使い、大人は服を着込んで防寒しています。
電気湯たんぽ:商品によって使用時間が違いますが約5〜10時間使えます。キャンプ場に2泊の場合は充電のために電源サイトに宿泊するか、電気湯たんぽを2つ持っていくと安心です。
スリーパー(赤ちゃん用寝具):春は日中と夜との寒暖差が激しく日中20度を超える気温でも夜は10度代となり、体感温度はさらに寒く感じることがあります。赤ちゃんはまだ体温調節が難しい場合があるので、スリーパーでの寒さ対策は必要です。
ブランケット(ひざ掛け):夕食を作っている間の待ち時間はだんだんと陽が沈み、肌寒く感じるので赤ちゃんにブランケットをかけて保温してあげると良いでしょう。他にも寝るときに毛布と合わせてブランケットもかけてあげることもできますし、抱っこしたときのケープ代わりにもなります。
圧縮袋:秋冬の服は春夏に比べてかさばり、荷物をまとめるのが大変なので圧縮袋があると便利です。キャンプ場に行くときはオムツや着ない上着を入れていき、帰る際は使用した服をいれて持ち帰ると良いですよ。100均に手で空気を抜いて圧縮できるグッズもあるのでぜひ探してみてください。
生後6ヶ月の赤ちゃん連れキャンプ体験談
わが家には現在2歳の娘と4歳の息子がいますが、2人とも生後6ヶ月でキャンプデビューしました。初めてのキャンプは5月に千葉県富津市のキャンプ場に行きましたが、キャンプ初心者で何もわからず安いという理由でフリーサイトを予約してしまった経験があります。
キャンプ場に行く当日の朝は、荷物を車に積み込み13:00頃に自宅を出発し、14:30頃にキャンプ場に到着しました。チェックイン時間が15:00だったのですが、すでに駐車場は車でいっぱいで駐車待ちをしなければいけない状況です。
車を停めて受付に行くとすでにキャンプ場全体がテントでいっぱいになっており、唯一空いていた受付横のスペースにテントを張ることにしました。早速荷物を自分たちのテントまで運ばなければいけないのですが、フリーサイトの場合は駐車場からテントサイトまで距離があり何往復もしなければいけません。
初めて赤ちゃん連れでキャンプに行く方はサイトに車を停められる、オートキャンプ場・区画サイトのキャンプ場に宿泊することをおすすめします。
私は生後6か月の息子をずっとおんぶしたまま小さめの荷物を運び、夫はキャリーカートを引いて3往復して荷物を車からテントまで運びました。車からサイトまでは歩いて片道5分ほどの距離があり、運び終わったころには15:30になっていました。この段階で夫も私も体力がほとんど残っていませんが、荷物を運び終わったら次はテント設営しなければいけません。
初めてのキャンプだったのでテント張りも初めてでした。すでに日が沈み、空腹と体力の限界で夫婦喧嘩をしながら、説明書を読み2人で1時間30分かけてテントを立てられました。テント張りの間赤ちゃんは水分補給をしながらずっとおんぶの状態です。
赤ちゃんもたくさん汗をかいたのでハンディファンや小型のサーキュレーターを持って行くべきだったと反省しています。
17:00頃テント張りが終わるとその後は休憩をしながら夫が食事を作り、私はテント内で寝床を作りながら赤ちゃんと遊んでいました。食事の時間になると先に赤ちゃんに離乳食をあげ、その後に親も夕食を食べました。キャンプの反省会をしながら後片付け・寝る準備をし、赤ちゃんが寝てしまったので20:00頃一緒に早く寝ることに。
翌朝赤ちゃんの食事後に私たちも朝食を食べてからテントの撤収作業を始めました。この間も赤ちゃんをおんぶしたままの作業です。撤収は1時間ほどで終わり、また車まで3往復かけて荷物を運び、撤収後は受付で料金(4,000円)を支払いキャンプ場をあとにしました。
わが家の初めてのキャンプは余裕がなくほとんど楽しめませんでしたが、赤ちゃん連れでのキャンプはとても勉強になり良い経験となりました。
本当はもうキャンプをやめてしまいたいと思ったのですが、買ったキャンプ道具がもったいないと思い続けていくうちに趣味になりました。
これから赤ちゃん連れでキャンプに行く方は事前準備をしっかりして、家族全員がたのしめるキャンプにしてくださいね。
・キャンプ場はオートキャンプ場を選ぶと良い
・テント設営前に食事をしないとケンカしてしまう
・赤ちゃん連れでのキャンプは基本おんぶをしたままの作業になってしまう
・事前にテントの張り方を確認するか練習するべきだった
・デイキャンプか庭キャンプでキャンプの雰囲気をつかんでおくと良い
他にもわが家がおすすめする、千葉県のオートキャンプ場はこちらです。
赤ちゃん連れキャンプは荷物が多くて大変?生後6ヶ月のわが子持ち物
キャンプに赤ちゃんと行くときは持ち物の量がとても増えます。自宅とはちがう環境で過ごすので必要な物以外にも予備で持っていくものも増え、ついリュックがパンパンになってしまっていますよね。
私も心配性なのでキャンプを始めた頃は持っていく荷物の量が多かったですが、6ヶ月の娘と数回キャンプに行ったことで必要なものと不要なものがわかり荷物も適量になりました。キャンプに必要な赤ちゃん用品の量を体験談も交えながらお伝えしていきます。
- オムツ・ウェットティッシュ
- 多めの着替え・上着
- 生地が厚手のパジャマ
- 赤ちゃん用のお風呂グッズと保湿剤
- 離乳食・お食事エプロン
- ベビーマグ
- ブランケット
- 歯みがきセット
- 母子手帳や保険証
これさえあればキャンプに赤ちゃんと一緒でも困りません。キャンプのために必要なものという考え方より、お泊りに必要なものは何かなという考え方で荷物を準備すると良いですよ。
ご紹介した便利グッズ以外で、持っていかなくても大丈夫だったグッズはこちらです。
・抱っこ紐用ケープ
・ベビーカー
・バンボやバウンサー
抱っこ紐用ケープはブランケットで代用できるので必要ありませんでした。
わが家の子供たちが小さい時のキャンプでは、日中起きている間のほとんどを抱っこ紐で過ごすか、テント内の寝室でお昼寝だったのでベビーカーは使いませんでした。また車のトランクを圧迫してしまい、必要なキャンプ道具が乗らなくなってしまうので置いていくのがよいと思います。
まとめ
キャンプに必要な赤ちゃん用の便利グッズは10個あり、キャンプ場の気温や天気によって必要なものは変わります。
日差しや紫外線対策の便利グッズは帽子・日焼け止め・冷却スプレーの3つです。
日差しが強い日のキャンプでは赤ちゃんにきちんと帽子をかぶせてあげましょう。またテント内にいても日が当たることもあるので赤ちゃん用の日焼け止めも塗ると安心です。
気温が高い時にあると便利なグッズはハンディ扇風機・小型サーキュレーターと虫除けグッズ2つです。
気温が上がってくる5月と、残暑の9月には蚊がいますし、キャンプ場は自然豊かなので他にも虫がいます。虫除けスプレーやテントにかけるだけの虫除け対策もあると安心です。
気温が低い時には電気毛布、電気湯たんぽ、スリーパー、ブランケット、圧縮袋の便利グッズが必要です。
秋冬は家で過ごす環境とは違い体感気温がとても寒く感じるので、赤ちゃんが風邪を引いてしまわないように充分な寒さ対策用のグッズが必要です。また冬服は荷物がかさばるので圧縮袋に入れてキャンプ場に持っていくことをおすすめします。
他にもキャンプに必要な持ち物の量は、お泊りセットで必要な量と同じと考えるのが良いでしょう。キャンプ中でも赤ちゃんが快適に過ごせるように忘れ物がないかチェックが必要です。
はじめて赤ちゃんとキャンプに行く方はこの記事を読んで、必要な便利グッズをキャンプで役立ててみてくださいね。