【ファミリーキャンプ】幼児が快適に過ごせる寝床の作り方!寝る時のおすすめの服装も紹介

キャンプ用寝具

ファミリーキャンプで幼児が寝床で快適に過ごせるためにどのような寝具を準備したらよいか、気温が高い時や寒い時には子供に何を掛けてあげるべきか悩んでしまうかと思います。

これからファミリーキャンプに行く予定だけど、快適な寝床を作るのに必要なものって何かな?

ファミリーキャンプでの寝室のレイアウトは?

など、ファミリーキャンプでの寝床で気になることはありませんか?

私の場合は、2歳と4歳の子供2人がなるべく自宅に似た環境で、快適に眠れる場所を作れているかを考えています。自宅の寝室とテント泊で寝るのとでは環境が全く変わってきてしまうので、幼児が快適に寝れる寝具と寝床を準備すれば、うまく寝れずにぐずるなんてことも減るのではないでしょうか。

この記事では現在2歳の娘と4歳の息子とのファミリーキャンプ経験をもとに、幼児とファミリーキャンプに行った際の快適に寝れる寝床の作り方を気温ごとにわけてご紹介します。

これから幼児とファミリーキャンプに行く方で寝床作りに悩む方の参考になればうれしいです。

目次

ファミリーキャンプで幼児が快適に眠れる寝床の作り方

テント内寝室の様子

ファミリーキャンプでは家族で楽しい時間を過ごすために、子供たちが快適に眠れる寝床の準備が欠かせません。特に幼児は快眠が大切なので以下の3つの方法を試してみることで、幼児が快適に眠れる寝床を作ることができます。

テントの形によって寝床作りも変わってくるので、テントの種類ごとに分けてご紹介します。キャンプは家族での楽しい思い出作りの場であるため、快適な睡眠環境を整えて、幼児も大人も充実したファミリーキャンプを楽しみましょう。

サイト内の寝床を作る場所

芝のキャンプ場の風景

キャンプサイトでの快適な睡眠を手に入れるためには、適切な寝室を作ることが重要です。テントを使う場合、テントの置く場所を考えることでより快適な寝室を作ることができます。

まずキャンプ場のサイトについてテント設営を始めるかと思いますが、その際に地面のデコボコ・傾斜を踏んでよく確認してからどこを寝室にするか決めると良いです。

実際に寝てみると石が当たって眠れない、寝室の下が芝で地面がボコボコして眠れないなんてことを防ぐためにしっかりと下見しましょう。

サイトを確認して大きめの石や雑草があれば端に動かすようにすると、快適な寝室を作りやすいですよ。

わが家が以前キャンプに行った際にはどんぐりがたくさん落ちており、家族全員で片づけてからテント設営をしたこともありました。必ず一度足で踏んで土の固さやデコボコなどサイト状況を確認することをおすすめします。

ファミリーキャンプ用寝具の選び方

キャンプ用敷布団の厚さ

ファミリーキャンプを楽しむ際には、快適な寝具を選ぶことが重要です。寝具は、キャンプ用寝袋、キャンプ用マット、キャンプ用シュラフ、キャンプ用ベッド、キャンプ用敷布団など、様々な種類があります。それぞれの特徴や選び方について詳しく見ていきましょう。

キャンプ用寝袋

キャンプ用寝袋は、身体を包み込むような形状で保温性が高く、寒い夜でも暖かく眠ることができます。寝袋を選ぶ際には、季節や気温に合わせた寝袋を選ぶことが大切です。

また、自分の身長や体型に合ったサイズを選ぶことも忘れずにしましょう。幼児用の寝袋や家族で入れるファミリーキャンプ用の寝袋もあるので、自分たちの睡眠スタイルに合わせたものを購入すると良いです。

キャンプ用マット

マットは地面からの冷気を遮断し、地面のデコボコも体に当たりにくくして寝心地を良くしてくれます。マットには、エアマットやフォームマットなどがありますが、どちらを選ぶかは個人の好みによります。重さや収納のしやすさも考慮しながら、自分に合ったマットを選びましょう。

キャンプ用ベッド(コット)

キャンプ用ベッドは、地面との距離を保ちながら寝ることができるので、地面からの冷気を受けにくく、快適な寝心地を提供してくれます。しかし寝相が悪い子供ですとキャンプ用ベッドから落ちてしまうこともあるので、おすすめはできません。

キャンプ用敷布団(インフレーターマット)

キャンプ用マットの上に敷くことで、柔らかな寝心地を実現します。空気を入れてふくらますタイプのものですと厚みができて、まるで自宅の布団のような寝心地に近づけることができます。

収納時にインフレーターマット内の空気を抜く作業が大変に感じますが、そこは少しずつ慣れていきます。

以上4つの寝具のポイントをご紹介しました。

幼児と一緒の場合の寝床で私のおすすめは、キャンプ用マット+キャンプ用敷布団です。

初めてのキャンプであれば寝具を全てそろえず、掛け布団は寝袋または自宅の毛布を持っていっても良いでしょう。

自分たちのキャンプスタイルや好みに合わせて、快適な寝具を選んでください。良質な睡眠を得ることで、ファミリーキャンプの楽しみも倍増しますよ。

寝具の置き方

テントの中で寝室を作る場所を考えることが大切ですが、テントの種類によっても変わってきます。テント内のスペースを最大限に活用するために、家族でファミリーキャンプをする場合は、家族全員の寝袋やエアーマットをうまく並べられるように配置するのがおすすめです。

ワンポールテントの場合

ワンポールテントの寝方図形

ワンポールテントは名前の通りテント内の真ん中にポールがあるので、ポールを避けて寝具を置くか、ポールを寝具の間にはさんで寝る2つの方法があります。

わが家の場合

わが家がワンポールテントで寝るときは、テントの入り口から入って左側に寝具、右側にラグを敷いて子供とのゴロゴロくつろぐスペースと荷物置き場にしていました。入り口に近い場所で寝ると人が出入りするたびに、冬だと冷たい空気・夏だと虫が入ってくるので、すこし離れた場所が良いです。

2ルームテント・ドームテントの場合

2ルームテントの寝方図形

2ルームテントとドームテントはほとんどの寝室の形が台形となっているので、同じ図形を使って説明いたします。

わが家の場合

わが家も現在コールマンの2ルームテントを使ってキャンプをしていますが、寝室は2歳・4歳の子どもと親の4人ぶんのインフレーターマット2枚を敷いて床が埋まる広さです。

服や荷物は沢山置けませんが、狭い分熱がこもりやすく冬暖かいです。幼児が寝る位置はなるべく寝室の真ん中にしてあげることで寒く感じません。

寝室の端のほうで寝てしまうと、朝テントの壁に足が触れて結露がついて寝具が濡れてしまうのでさけましょう。

ロッジ型テントでの寝方

ロッジテントの寝方の図形

ロッジ型テントはほとんどが長方形の形をしているので、寝床の他にあまった空間でダイニングや荷物が置けます。テントの入り口を開けると冷気や光が入ってきて子供を起こしてしまうことがあるので、寝床は入り口から離し、幼児は壁から距離がある場所に寝かせてあげると良いです。

寝具の置き方は、快適な睡眠を得るために重要なポイントです。適切な寝具を選び、テント内での寝室を作る場所を考えて配置することで、家族全員が心地よく眠ることができます。キャンプを楽しむために、寝具の置き方にも工夫をしてみましょう。

わが家(4人家族)のキャンプ寝床レイアウト!

インナーテント内の寝具の置き方

初めてのファミリーキャンプではどの位置に寝具を置くと良いか、どの向きにしたらよいかなど疑問はつきません。わが家の場合は、何度も寝室のレイアウトを変えたり、寝る位置を変えたりと試行錯誤してきました。

現在2ルームテントを使っており、以前はワンポールテントを使用していたので二通りの寝室のレイアウトをご紹介しますね。

わが家が現在使っている、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスLDX+の寝室は2歳・4歳の子どもと親の4人分の寝具を敷いて床が埋まる広さです。寝具はインフレーターマットのDODのソトネノキワミLを2つ敷き、その上にコールマンの2in1寝袋を2つに分けて掛け布団として使っています。10度以下まで気温が下がる場合は、追加で毛布を持っていって掛けていました。

2ルームハウスの場合、暗い寝室なので光の当たり方は考えなくても良いので、外が明るくなっても子供は起きずにゆっくりと眠っています。わが家の場合は寝室の入り口側が頭になるように敷布団を置き、テントに寝具が当たらないようにしていました。

幼児が寝る位置はなるべく寝室の真ん中に寝かせて寒く感じさせないようにし、朝テントの壁に触れて結露がつくことを防ぎましょう。

以前わが家はワンポールテントのDODのタケノコテントを使用しておりました。寝室のレイアウトは、入り口から入って左側に寝具、右側にラグを敷いて子供とのゴロゴロスペースと荷物置き場にしていました。

入り口に近い場所で寝ると人が出入りするたびに、冷たい空気が入ってきて寒く感じるので、すこし離れた場所に寝具を置くと良いです。

幼児が快適に眠れるようにするためには、特に体温調節や安全面に注意を払いながら寝床を作ることが大切です。しっかりと準備をして、家族全員が快適なキャンプの夜を過ごしてみて下さいね。

【ファミリーキャンプ寝床作り】幼児と快適に過ごすための3つの注意点

テントやチェアなどファミリーキャンプの様子

ファミリーキャンプでの寝床作りは、幼児が快適に眠れるように配慮することが重要です。いつもと違う環境で寝るので、気を配らなければいけない点もいくつかあります。以下に、幼児と一緒にキャンプを楽しむ際の3つの注意点をご紹介します。

1. 快適な寝具を用意する

幼児には質の良い睡眠がとても大切です。インフレーターマットなどの敷布団は柔らかさと適切な厚みがあり、体をしっかりサポートしてくれるのでおすすめです。コットのようなキャンプ用ベッドは幼児ですと落ちてしまう可能性があるので、使用する場合は注意が必要になりますし、おすすめはできません。また、寝袋や毛布を使用する際には、季節や気温に合わせた適切なものを選びましょう。

2. 快適な寝床のレイアウト

結露などで布団が濡れてしまうことを防ぐ・寒さから離れるために、寝室の壁側から離れた場所に寝具を置くようにしましょう。そのためにも寝床のレイアウトは重要になります。

3. 快適な環境づくり

幼児は音や光に敏感な場合がありますので、できるだけ静かで暗くすることが大切です。

また、寝室の下になる地面がデコボコかどうかサイト(区画)についたらはじめに確認します。必ず足で踏んで安全にその場所に寝具を置いて寝られるかの確認が必要です。

わが家がキャンプ始めたての頃、適当にテントを立てて夜寝た際に、寝室が斜めでとっても寝にくく、インフレーターマットを使っても芝のデコボコが伝わって不快に感じたことがありました。ですのでテントを置く場所はよく地面の状態を確認してください。

以上が、幼児と一緒にキャンプを楽しむ際の寝床作りの注意点です。幼児の成長に合わせて寝具や寝床のレイアウトを調整し、快適な環境を整えることで幼児も安心して眠ることができます。

キャンプでの寝床作りには、幼児の安全と快適さを最優先に考えながら進めていきましょう。

ファミリーキャンプで幼児が寝る時のおすすめ服装

春や秋に行くキャンプは過ごしやすい気候で、天気も比較的晴れの日が多いのでファミリーキャンプに行くにはおすすめの季節です。

しかし雨や風の強さによっても体感気温が変わるので、私も毎回子供の服装に悩みます。

ここでは幼児を連れてキャンプに行ったことのあるわが家が、寝る時のおすすめの服装を最低気温ごとにご紹介いたします。キャンプに持っていく子供の服に悩むあなたは必見です。

最低気温10度以下のとき

落ち葉の中での秋キャンプ

最低気温が10度を下まわる時は、幼児の寝る時の服装として吸湿発熱性の肌着とマイクロフリースのパジャマがおすすめです。

わが家の体験談

わが家が以前3月下旬・11月中旬にキャンプに行ったときは日中涼しく過ごしやすい気候でしたが、夜は気温が下がり想像以上に寒くなりました。日によっては真冬並みの寒さになることもあります。

キャンプ場は山の中ではなく、木に囲まれた自然が豊かな場所でしたが、夕方から急激に気温が下がるので厚手の上着を重ねることが必要でした。

朝方になると気温が10度以下まで下がり、インナーテント(寝る場所)から出られないほど寒いこともあるので、子供には厚手のパジャマかスウェットを着せてあげるのがおすすめです。

わが家の体験談

11月にキャンプに行ったときには、寒さに対応するため2歳の娘と4歳の息子が寝る時は、マイクロフリースのあたたかいパジャマを着ていました。

パジャマを着なかった場合、吸湿発熱性の肌着+トレーナーの上にフリース素材のジャケットを着せて寝たこともありました。

その際フードや装飾が無い上着だと子供も寝やすいので、事前に確認しておくと良いでしょう。

最低気温15度前後のとき

春のキャンプ場の様子

最低気温が15度前後のとき、幼児の寝る時の服装としては薄手の肌着+厚めのキルトパジャマがおすすめです。

わが家の体験談

4月と10月中旬にキャンプに行ったときは、19時頃の寝る時間で気温が15度ほどでした。この気温で幼児が寝る時は、薄手長袖長ズボンのパジャマだと朝方に肌寒いと感じるので、厚めのキルトパジャマだと寒さに対応できます。

春一番で風が強い日、にわか雨のときは予報よりも気温が下がる場合があるので、事前にチェックが必要です。気温が下がる場合は長袖の肌着に変えてあげると安心です。

最低気温20度以上のとき

日差しが強い日のキャンプの様子

最低気温が20度以上のとき、幼児の寝る時の服装としては薄手の肌着+半袖半ズボンがおすすめです。

5月に行くキャンプは朝晩でも気温が上がり、気温が20度以上を超える日もあります。また9月下旬でも、まだ気温20度以上の日も多く、寝汗をかいてしまうので暑さ対策としてなるべく涼しい服装がおすすめです。パジャマでなくても、ストレッチ性のあるTシャツと半ズボンであればそのまま寝てしまっても大丈夫です。

速乾性・接触冷感の肌着やパジャマがあれば着せてあげるとさらに快適ですよ!

また、夏でなくても蚊が飛んでおり、テントの寝室内に入ってくることもあるので、無煙蚊取り線香や虫がこないスプレーなどの虫対策が必要になります。

以前わが家がキャンプに行ったときは、寝る時でも気温が24度ありました。子供が暑くて寝苦しそうでもサーキュレーター(扇風機)がなくとても困った経験があります。そのときは子供たちを肌着で寝かせ、少しだけインナーテントの窓を空けて(メッシュの状態)風を通しました。

暑くてサーキュレーターなどを使う場合は、こちらから電源サイトの使い方をチェック!

まとめ

ファミリーキャンプの寝床で幼児が快適に寝るための作り方は、寝室を作る場所・キャンプ用寝具の選び方・寝具の置き方の3点が重要です。他にも寝室を作る場所はサイト内のどこにテントを立てるかが大切になってきます。

キャンプ用寝具の選び方については、キャンプ用寝袋、キャンプ用マット、キャンプ用ベッド、キャンプ用敷布団の4種類の寝具を、自分たちのキャンプスタイルに合わせて組み合わせて使用すると良いです。寝具の置き方はテントの種類によっても変わってきます。

わが家の場合、インフレーターマットのDODのソトネノキワミLを2つ、掛け布団はコールマンの2in1寝袋を使用しています。

快適な寝床作りには、1.快適な寝具を用意する、2.快適な寝床のレイアウト、3.快適な環境づくりの3つの注意点があることをお伝えしました。

この記事が寝床作りに不安を持っているファミリーキャンプ初心者の方の参考になればうれしいです。

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